気温と湿度が下がる冬は、髪の水分量が低下し、コートやマフラーとの摩擦で静電気が起きやすくなります。パチッと弾く、広がる、絡まる、ツヤが落ちるといったお悩みは、乾燥と摩擦が主な原因です。
静電気が起きやすいサイン
・毛先が軽く浮く、表面に短い毛が立つ
・ブラッシングで絡まりやすい、切れ毛が増える
・朝のまとまりが続かない、ツヤが出にくい
原因のポイント
・空気の乾燥(室内湿度の低下)
・化繊の衣類やマフラーとの摩擦
・熱すぎるドライ、洗いすぎによる油分不足
・ダメージでキューティクルが乱れている
サロンケア
・内部補修トリートメントで水分と柔らかさを補給
・表面コーティングでキューティクルを整え、摩擦を軽減
・頭皮保湿ケアで乾燥によるかゆみやフケを予防
・仕上げはドライ前後にミルクやオイルを重ね、静電気をブロック
ホームケア
・シャンプーはぬるめのお湯にし、洗いすぎを避ける
・ドライ前にミルク系、仕上げにオイル系を少量なじませる
・ドライヤーは温風で八割、最後に冷風でキュッと閉じる
・週1回の集中トリートメントで保水と保護膜を強化
日常でできる静電気対策
・室内湿度は40〜60%を目安に加湿する
・化繊よりも綿やウール、シルクなど摩擦が起きにくい素材を選ぶ
・木製や天然毛のブラシ、パドルブラシでやさしくとかす
・外出先ではミストや少量のハンドクリームを手に伸ばしてから表面を軽く撫でる
・バームやクリームで表面の毛流れを整えると広がりを防げる
乾燥と摩擦を同時にコントロールすると、静電気はぐっと抑えられます。最適なメニューとホームケアはカウンセリングでご提案します。スタッフまでお気軽にご相談ください。